2010年 06月 15日
さつまラーメン@大手門
あのとらやがとうとうつけ麺に手を出したか・・。福岡エリアでもつけ麺人気がジワジワ上昇中ってことでしょうね。先日横浜ラー博が発表した“つけ麺はラーメンです!”という研究結果は、長年の難問に終止符を打ったというより、その背景にはプンプンと金の匂いがするのでどうも胡散臭い。裏をかえせばそれほどつけ麺人気が高いわけでして・・ラーメンとつけ麺は別物!と言いきっちゃうとラー博としても具合の悪いところか。山岸一雄氏がもりそばを開発して早55年。関東を中心につけ麺はつけ麺として独自路線を歩みながら着実に進化を遂げてきたはず。ブームという尻馬に乗っかって、どこでもここでもラーメンの汁にラーメンの麺を浸して手繰れば“つけ麺”やろ?なんて安易なやっつけ麺が乱立しない事を望みます。
さつまラーメン@大手門
今日はそんな(やっ)つけ麺のお話。
むかしむかしある所にラーメンが大好きなヨウスケという男がおったそうな。
ある日大手門村のさつまらーめんという店の前を通りかかったらつけ麺という幟を見つけたそうじゃ。冷やしつけ麺400円というお品書きをみたヨウスケどんは“こりゃなんかい!エラい安いやないか!”と喜び勇んで暖簾を潜ったそうじゃ・・。
つけ麺 400円
つけ麺(?)が出てきたヨウスケどんは思った・・。
“はて・・オラの記憶が正しければコレは冷やし中華と言うはずじゃが・・”
丼の中に入った一塊の氷。中華麺はキンキンに冷え千切りのきゅうりと、ゆで卵にモヤシ。ハムが欲しいのじゃが・・。あと練りカラシもあるとたいそう嬉しいのじゃが・・。作り置きのチャーハンを一生懸命に鍋で温め直す大将には声もかけられず・・。ケミカルな酸味と甘みで虫歯じゃない前歯がシクシクと痛み出す始末。
“はて・・オラの記憶が正しければコレは冷やし中華と言うはずじゃが・・”
この大手門村では冷やし中華とつけ麺と呼ぶんじゃろ・・。さすが世界の味!世界はやっぱり広いがじゃ!またひとつ勉強になった・・と勉強料として400万両を払って帰ったそうな。
めでたしめでたし。
by cafeh | 2010-06-15 08:12 | 福岡市周辺