幸陽軒@諸岡

筑紫通から脇道に入ったところにある幸陽軒。
佇まいからすでに雰囲気がいいですね。
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一気にここだけ昭和にタイムスリップ。
玄関前には出前待ちのスーパーカブがスタンバイ。

暖簾をくぐり、給水機で水を注ぎ、赤いL字カウンターの隅に座る。
先客は無し。お母さんが“いらっしゃい”と言う。たまごラーメンを頼み、時計を見た。
11時半。先客無し。
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たまごは煮るね?落とすだけでよかね?とお母さん。

今日は落とすだけにしてもらった。



たまごラーメン 500円
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スープを飲む。淡い淡い!今日は当たりだ!
ジンワリと出汁が沁みる淡味。塩加減もちょうどよい。
ぽわりぽわりと広がる出汁の旨みが凄い。
ぽわりと広がった出汁の旨みを化調がキュイっとしめる。
舌の根っこが化調でジンワリと馬鹿になる感じ。


俺「お母さん、スープは鶏ガラか何か入っとうと?」

お母さん「いや、トンコツだけよ。」

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豚骨だけでこの柔らかなフワリとした出汁がでるのか。すごいなぁ。
麺は固麺で頼んだけど失敗だったかな?この丸いスープには是非とも軟麺で啜りたい。
でも固めんでも美味しいね。今日は本当に当たりだ。・・と思いながら啜る。
お母さんが話を続ける。


お母さん「古い久留米ラーメンやけんね。」


久留米の幸陽軒との関係を尋ねた。
柳川の幸陽軒と関係があるらしいがお母さん自身もあまりよく分らないという事だった。
自分で聞いておいてなんだが、興味はあるけどどうでもいい気分。
だってスープが旨いんだもん。

源流はどこでもいいのだ。紆余曲折を経て、各地に広がった暖簾。
長い年月をかけて、その土地に合うように変化し、やがて土着の物となる。
ラーメンを啜る時に感じる壮大な時空の流れ。歴史がある一杯はただただ黙って啜れば良いのだ。

たまごを割る。
たまごらーめんはいつたまごを割るかが悩みどころだね。

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淡いスープがさらに柔らかく表情を変えた。




ごちそうさまでした。
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by cafeh | 2009-05-19 09:08 | 福岡市 博多区

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