2010年 02月 04日
一龍@那珂川
一龍@那珂川町
春日の一龍とは同じ屋号だが関係はないそうです。父と子だろうか?大将とは別の若い男性。もし息子さんで後継者ならこんなに頼もしく感じる事はありません。ラーメン(500円)を注文した。大将がスープを若い男性が麺を茹でた。
ラーメン 500円
見事に乳化したスープにブクブクと浮かぶ泡。思わず“ほぉ・・”とため息が出た。期待出来そうなビジュアルに心躍らせてスープを口に含む。アッサリとした豚骨、グイグイ飲めるようなサッパリさを持っているが、コク不足。食べ進めスープに舌が慣れてくると徐々にそれも加速度的に飽きてくる。やや加水率高めの麺も飽きさせる要因か?一口目のチュルンとしたコリンとした食感こそは心地よいがスープとの絡みに問題があるのか?急速に飽きてくる感覚に一役かっている。
味って難しいですね。特にラーメンの味付けって・・。旨みはあるのだからコクが無いという点で惜しい。サッパリとしてアッサリとしたラーメンは無色透明。卓上のゴマ・ラーダレ・おろしにんにく等でカスタマイズしていけば良いのだろうが、配膳された段階で完結していなければならんと思うとです。この仕様じゃドーピングしながらじゃないと最後まで走りきれない。舌の上で積み重なっていく味の足し算がいつの間には引き算になっているのが大変惜しいと思うとです。極めてオーソドックスで好きな系統の一杯だからなおさらそう思うのです。何か少し変わるだけで劇的に好転するポテンシャルの片鱗を見た。
ごちそうさまでした。
by cafeh | 2010-02-04 10:10 | 福岡市周辺