2009年 09月 27日
呑龍@熊本
ラッキーだった。到着と同時に駐車場に1台の空きが出た。頭から車を突っ込み店の前へ。すでに店内に入りきらない数名が列を作っていた。カウンターの後ろにも待ち客が立っている状態。列の後ろに並びじっと待つ。麺類のメニューはラーメンと名物のワンタンメンの2種類のみ。値段はラーメンが700円、ワンタンメンが950円というちょっぴりインフレ設定だがこの行列、うーん・・・スゴい・・。
とにかく待つ。ひたすら待つ・・。
そして待つ。とにかく待つ・・。
そしてまた待つ。じっと待つ・・。
ワンロットが4杯。約6~7分で提供されていたのだが、どんなに列が伸びようともいたずらに作る量を増やさず黙々と寡黙に釜と向き合う大将の横顔はさながら修行僧のようだ。客もジッとだまってそれを見つめる。しびれる・・なんだこの神々しい雰囲気は。。僕も呑龍ワールドに引き込まれているのだろうか?
“呑龍とは 待つことと 覚えたり”
あまりの待ち時間に一句詠んでみたりしたのだが、店に到着して実際にラーメンが出てきたのは30分後だったのだ。
ラーメン 700円
ドンブリにはみっちりと麺が詰まっているメンダクの状態。モサッとしたチャーシューが乗る。なんと言っても特徴的なのは具のヒジキだろう。しかし麺が多い。普通盛で麺を2玉使うので通常の大盛り程度の量がある。もっそりとした中太麺をすする快感。麺を食ってるという気にさせてくれる。スープはアッサリとしたもので熊本特有のニンニクチップの類は一切ない潔さ。
麺が多いのでとにかく啜って啜って啜りまくれるので麺食い冥利に尽きる。最初はアッサリとし過ぎるか?と感じたスープも味が積み重なっていくと次第に程よく感じてくる。味の足し算を良く考えられた一杯だと感心する。チャーシューも脂身が少なくハム感が強めで好き。
通常の2倍の麺を飽きさせずにグイグイ食わせるバランス感覚の良さは流石、古豪といったところだ。
待つのが苦手な方、ちょっと頑張って並んでみませんか?
ごちそうさまでした。
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by cafeh | 2009-09-27 17:33 | 熊本県