2009年 08月 11日
垃麺帝国@渡辺通
時の流れと言うのは残酷でもあり、優しくもあります。あれだけ打ちのめされた心の傷も時の流れがゆっくりと溶かしてくれていたのでしょう。風化した記憶の中には辛い事実は消えてなくなり、美談だけが残ります。人間の脳みそって都合よくできているのですね。だから僕たちは生きていけるのかも知れません。
(´ε`)時期的に戦争の話かと思った方、戦争の話ではありません。
滅亡したと思っていたあの帝国がサンセルコ地下に再建されていたのです。
ここに帝国が店を構えるのは免許更新センターが今秋からここで稼働するという事もあるのでしょう。年間約10万人がサンセルコへ免許更新に来ると予想されているのです。滅亡したと思っていた帝国の再建に昔のいい思い出だけが蘇りとうとう来てしまいました。閑古鳥が2万5000羽ほど鳴いているというサンセルコ地下に足を踏み入れると、閑古鳥は2億5000万羽の間違いでした。閑古鳥の瞳は倍の5億ということになります。
券売機でラーメン(550円)を買い席に着く。券売機のボタンの脇に“こってり!”と書かれたシールが僕のいい思い出を呼び起こしてくれます。麺の固さは普通で注文した。
ラーメン 550円
席をこのまま立とうかと思ったがスープを一口飲んだ。とたんに蘇るあの記憶。俺の知ってるドラゴンスープはこんなんじゃ無いんだ・・と打ちひしがれた黒い歴史が脳裏にフラッシュバック。麺はまだ真鍋を使っているのだろうか?普通で頼んだので若干柔らかめだが、時間と共にあまり劣化しないこの感じは昔使っていた真鍋の特注麺っぽいけどどうなんでしょか。帝国のスープを飲むたびに打ちひしがれるのは僕が昔の帝国が好きだからに他ありません。
垃麺帝国はやっぱり滅亡していました。
携帯の電話帳のメモリーを“ドラゴンスープ”から“カベチョロ汁”に名称変更しました。
こんなに打ちひしがれるのは僕が昔の帝国が好きだからに他ありません。
ごちそうさまでした。
by cafeh | 2009-08-11 13:26 | 福岡市 中央区