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元祖長浜屋@港

最近すっかりご無沙汰の元祖へ。

いつもどおり“ナシカタ”。

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写真では分かりずらいですが、ドンヨリとした濁ったスープ。いい時の何とも言えないキレイなスープとは天と地ほどもあるビジュアルだったが、ズイっとスープを口に含めばナンノナンノこれがバカ旨い。出汁がポワっと広がり、素ダレの量もちょうどいい。

ぬー。なんだこれは。

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麺は相変わらずな感じだけど、今日は当たり。

ゴマの容器をひっくり返して1まわし半。半分啜って胡椒を軽くポン!
通常のルーティンで啜りあげれば、満足満足♪


午前10時という中途半端な時間帯にも関わらず満席の大盛況。
しかも殆どが地元の方と思しき井手達の仕事着の方々ばっかり。元祖恐るべしと再確認。


もう一生ついて行きます(笑)



ごちそうさまでした。




初心者向け元祖長浜屋講座は下記の【続きはこちらから】をポチっ!



店に入るなり自動的に注文が通ってしまう元祖長浜屋。
呪文のようなコールが飛び交い、初めて一人で行くのはちょっぴり不安。

元祖長浜屋のオーダーの仕方徹底的にレクチャーします。
これであなたもディープな元祖の住人に!m9(´Å`)ビシッ!!

【到着~入店】
08年4月8日に元祖長浜屋の本店が閉店したので現在の店舗しかない。
(旧名称:支店 現在の事実上本店)

駐車場は店舗をグルリと囲むような形で車が止まっている。
約10台ほどの駐車スペースしかないので満車の時はファミマ裏のコインパークに駐車することになる。
間違っても近くに路駐とかしないようにね。

食券製なので入口にある食券売機で食券を買って入店する。
初めての人は【ラーメン 400円】をポチっと押そう。
替え玉や替え肉という食券もあるがこれらは店内でお腹と相談して現金でも可能。
替え玉は麺のおかわりの事で替え肉とはチャーシュー(元祖では肉という)の追加の事です。
週末のお昼時にもなると20人位券売機の前に列ができている時があるが、回転率がいいのでそんなに待たなくて入店できますよ。


【入店~着席】
入店から着席までが元祖の醍醐味の一つと言っても過言ではないです。
食券を握りしめて引き戸を引けば、店員さんが人数を確認して“○○杯~!”と勝手にオーダーする。
店に入って正面の厨房前に立っている司令塔のような店員さんと目があったらすかさず自分の好みのラーメンを注文しよう。入店からすでに麺は茹で初めているので、着席してからでは遅いぞ!元祖長浜屋ではラーメンしかメニューが無いので好みのラーメンとは「麺の固さと油の量」の事です。

■オーダーの仕方
元祖長浜屋では【油の量+麺の固さ】でオーダーを伝える。
油の量が先、麺の固さは後です、この順番を間違えないように。

普通のラーメンで良い時は何も告げずに着席するとよいです。

[油の量]
ベタ>ちょいベタ>普通>ナシ  4種類
[麺の固さ]
カキ>ナマ>カタ>ちょいカタ>普通>ヤワ>ズン  7種類

相対表
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左上の“ベタカキ”だと油の量が多くて、一番固い麺。
右下の“ナシズン”だと油ナシの柔らかい麺ということになる。

□具の指定
元祖の具は至ってシンプル。ネギと肉(チャーシュー)だけである。
ネギは量の指定ができる(最近はあんまり聞いてくれないが・・・^^;)
ネギ山といえばネギ大盛り、ネギなしといえばネギを抜いてくれる。
肉はナシは出来るが、肉の大盛りはできない。

ネギも肉も要らん!というストイックな人は“素(す)”と頼んでみよう。
「ベタナマ!素で!」
これでベタナマの素ラーメンが出てくる。


油と麺の固さ指定で28種類。
ネギと肉の組み合わせを含めると140種類のオーダーが自分流にカスタマイズ可。
通いながら自分に合うラーメンを探すのも楽しみの一つかもしれません。



ここでやっと着席となる。


どうですか?疲れてませんか?(笑)
もうちょっとガンバって楽しい元祖ライフを送りましょう。


【着席~ラーメンの到着】
着席したら9割の人がする事がお茶または水を注ぐことです。
元祖長浜屋ではほとんどがセルフです。お茶も自分で注がなければなりません。
赤い円卓に座ったら卓上を見てください。なにやらいろんなものが乗ってます。

・大きなザルに入ったたくさんの湯呑
・大きなやかん
・小さなやかん
・円柱状のタッパにはいったゴマ
・紅ショウガ
・胡椒
・爪楊枝

大きなザルから湯呑を取りお茶を注ぎます。お茶は大きなヤカンです。小さなヤカンはラーメンのタレが入ってますので間違えないようにしてください。たまに間違えてアワワ~!となってる人がいます(笑)大きなヤカンはお茶がたくさん入っているのでとても重たいです。ヤカンの底をテーブルにつけたまま傾けて注ぐと上手く注げます。水がいい人は入口脇の給水機で注いでください。

お茶をついでいると、すぐラーメンが到着します。
そのまま啜るのもの良し、卓上のいろんなもので自分流にカスタマイズ(ドーピング)するのも良しです。

~ドーピングは4種類~
小さなヤカンに入っているラーメンダレを入れる(味が濃くなる)。
ゴマを入れる、紅ショウガを入れる、胡椒を振るの4種類です。

まずは何もせずにスープをズイっと吸ってみてください。
眉間に皺を寄せて「ウム・・」と分かったふりをするだけで結構です(笑)
あとはお好みでどうぞ。ラーメンダレは濃いのでちょこっとずつ足して下さい。

卓上セットのゴマが取りにくい場所にあったりします、立ちあがってゴマを探す相席の方がいたらスッとゴマを差し出す優しさ。そこに言葉はいりませんが、肩を触れ合わせて卓を囲む元祖ならではのコミュニケーションの一つです。そういう人を見つけたらサッとゴマの容器を取りやすいところに置いてやってください、目でありがとうと返してくれるはずです(笑)

ちいさな子供連れの人は店員さんに子供用の器を下さいと言ってみてください。
子供に取り分ける用の小さな丼をもってきてもらえます。

【替え玉】
お腹に余裕がある人は替え玉に挑戦してみましょう。
カタ麺で替え玉なら店員さんに【替え玉 カタでお願いします】と言えば大丈夫です。

もっと通っぽく言いたい人は
カキなら “カキアゲだま!”
ナマなら “ナマたま!”
カタなら “カタいたま!”
普通なら “たま いっちょ!”
ヤワなら “やわいたま!”
ズンなら “ズンダレだま!”

と言ってみましょう。たま!たま!とたまを連呼で非常に男らしいですね。

やわいたまを博多アクセントで【やおいたま~】と言ってしまえばあなたも立派な元祖の住人です。

食券を購入してしなくても大丈夫。現金でも対応してくれます。
テーブルに替え玉代の100円玉をチョコンと置いておけばOK。

替え玉は超高速で到着します。店員さんがシルバーの取っ手の付いた容器で持ってくるのでどんぶりをテーブルの上に置いたままにしてください。ヒョイと中に麺を入れてくれます。麺をほぐしてドーピング、そして一気に啜るだけです。

元祖は麺の量が多いです。
替え玉するほどお腹に余裕がないけどちょっぴり物足りないというあなたは“半分”という手を使いましょう。
替え玉の後に“半分”と言えば通常の半分の量で替え玉を持ってきてもらえます。

“カタい玉 半分!”という言い方です。

半分をツウっぽく【ぶん】と発音すれば元祖偏差値は58です。


半分でも通常の1玉分と同じ100円です。
これは1玉茹でて半分捨てているからだと思います。

逆に替え玉1.5という注文もあります。
“カタい玉 1.5!”という言い方をします。
この時は替え玉代は200円です。


【退店】
食べ終わったら、サッと席を立つのが粋ってもんです。
ごっそさんと小さく一言店員さんに言い、店を後にしましょう。

トイレは出口と書かれた扉の向こう側にあります。



これでとりあえずは何も心配せずに元祖へ行けるはず。
是非近くへお越しの際は博多人のソウルフードを味わってみてください。

by cafeh | 2009-05-26 08:42 | 福岡市 中央区

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